アロマセラピーとは

自然がもたらす香りの療法

「アロマセラピー」と聞いてどんなイメージを持たれますか?

- 高級な感じ
- 女性がやるもの
- 香りは苦手
- 香料入りの雑貨
- 特別なときにするもの
- いい香りで癒やされる
いろんなイメージがあると思います。
ただ、私には・僕には関係ないと思っていたなら
それはちょっともったいないことなんです。
この記事を読んでくださる方は
介護系の方が多いかと思いますが、
介護をサポートするあなたにとって
生活の中でとても役立つことがあります。
アロマセラピーのしくみ
アロマセラピーはどこからやってくる?
アロマセラピーは植物から抽出した「精油」を用いて様々な用途に使用します。
精油の香りを嗅いで
- いい匂いだな〜
- リラックスするな〜
- 子供の頃を思いだすな〜
そんなふうに感じ方もそれぞれです。
でも、それでけではないんです!
精油を抽出する前の植物だった頃、
- 虫に食べられないようにしなくちゃ!
- 細菌にかからないようにしなくちゃ!
- 暑さから身を守らなくちゃ!
など、自分の力でその場から逃げられない植物たちは
自分の中に生きていく術を作っていきました。
それが、精油になって
私達人間も恩恵を受けています。
植物が私達にもたらすこと
植物が生きていくにあたって蓄えられた様々な術は、
私達にどんな影響を及ぼすのでしょうか。
薬理作用と言ったりもします。
ひとつひとつの精油には、芳香成分が
数百種類もあるとも言われていて、
まだ全てを解明できていないことも多いのですが、
その芳香成分に様々な作用があります。
ただ、いい匂いがする、リラックスするでなはくて、
ちゃんと意味があります。
(詳細はまた別の記事に)
芳香成分はどうやって体の中に入る?
いい香り〜
と、私たちが感じるのは、
- 鼻から脳へ香りが届くから
香りの分子は鼻から脳の奥(大脳辺縁系)に届き、感情や記憶、自律神経に影響を与えます。
そうすることで、リラックスしたり、集中力を高めたりという恩恵を受けます。
体を温めたり、免疫力を高めたりするのは、
- 皮膚から体の中へ届くから
ホホバオイルなどのキャリアオイル(アロマ用の植物油)などで精油を薄めてお肌に塗ると、皮膚から吸収されて血流に乗り、全身を駆け巡ります。冷え切った体を温めたり、や筋肉のこわばりをやわらげるサポートになることもあります。
日常でできるアロマセラピー
前半の方で、介護をサポートするあなたにとって
生活の中でとても役立つことがあります。
と、書きました。
具体的にはどんなことかというと、
介護中のイライラに
香りを嗅ぐことで気持ちを鎮める。
ポケットなどにアロマスプレーを忍ばせて、シュッと一吹きして気持ちを切り替えるのに役立ちます。
眠れない夜勤明けに
夜働くのはバランスを崩しやすいですよね。
ティッシュにラベンダーや、オレンジ、ベルガモットなどを滴下して嗅ぐだけでも眠りやすくなります。

以前グループホームの夜勤をやっていたとき、ハーブのラベンダー入りアイピローで気づいたら朝をも変えていたことが何度もありました!
休めないときの月経痛などの緩和に
介護現場では1人欠勤がでるだけで大変な職業ですよね。
女性は月に1度気持ちが落ちたり、イライラしたろ、理由もなく泣きたくなったり・・・
月経痛も耐え難い痛みですよね。
もちろん、病院へ行ったり、お薬をのむことも大切です。
精油には、月経前の気分の落ち込みや、月経痛を緩和するといったことも
得意分野です。
アロマ足浴や、アロマバス、温湿布、アロマトリートメントなど
気持ちと痛みに対して緩和することも期待できます。
安全に楽しむための注意点
アロマセラピーは自然のものだからといってむやみに使用するものでもありません。
この使い方で合っているかな?
心配だなと思ったらご相談くださいね。
また、改めて精油の取り扱い注意などの記事を各予定ですが、
- 精油は原液のまま直接肌につけない、飲まない
- 妊娠中・高齢者・持病のある方は使える精油に注意
- 小さなお子さんやペットの近くでは香りを控えめに
まとめ
アロマセラピーは、暮らしの中に“香り”を取り入れて、心と体のバランスを整える自然療法です。
「仕事に行きたくないな…」というときや、「今週も乗り切るぞ!」というときに、香りはあなたのサポートになってくれるはずです。
いろいろな使い方や体験談などを記事にしていきますので、
楽しみにしていてくださいね。